元保険屋ブログ

元国内某生命保険会社勤務。主に保険に関する情報や大好きなバスケのことについて発信しています。

4大生保の不都合な真実

 

国内生命保険会社 大手4社

 

生命保険の業界で知らない人はいない大手4社と言われる保険会社があります。

 

基本的には、どの会社も皆さん聞いたことがあるのではないでしょうか?それでは、次の会社はどうでしょう?

 
  • はなさく生命
  • ネオファースト生命
  • メディケア生命
 

実は、この3社は子会社です

 

はなさく生命は日本生命、ネオファースト生命は第一生命、メディケア生命は住友生命が作った保険会社です。大手4社の中では明治安田だけ子会社で保険を販売していないですね。

 
 
 

なんで子会社つくったのか?

 

それでは、なぜ明治安田生命以外の大手保険会社はあえて子会社を作って保険を販売しているのでしょう?

 

それは、外資系保険の出す特に第三分野といわれる医療保険ガン保険の安い保険料に対抗するためです。

 

保険業界にいる人なら至極当たり前で、業界にいるときはあんまり疑問にも思わないんですが、保険ってそもそも医療保険なら入院する確率に基づいて保険料が決まるのでどこの保険会社で入っても内容がさほど変わりなければ大きく保険料は変わらないと思いますよね?

 

ところがどっこい、例えば同じ医療保険(ま、そもそも医療保険は入らなくていいのですが)をとってみてもほぼ内容が同じでも安いところと高いところでは倍くらい保険料が違うのです。

 

何が違うのかというと、それは経費という名の人件費や必要以上に利益を商品にのっけているからに他なりません。人件費の方は、特に国内大手保険会社はセールスレディーと呼ばれる販売員さんを大量に囲いこんでいるため、保険契約をいっぱいとってくる人も中にはいますが、大多数はあんまり契約とれないですが、一定の給料は支払わないといけないので、どうしても人件費が高くなりがちです。保険料が安い会社はネットで販売していたり、販売はほとんど代理店に任せて契約とれたら手数料を支払う形式なので、国内大手保険会社よりは無駄な経費が発生しないから保険料も安くなるんじゃないかなと思います。

 

国内大手保険会社の不都合な真実

 

①大きい会社で体力はあるけど、保険料高くてコスパ最悪

 

普通大きい会社であればあるほど、商品価格を抑えられるイメージがあるのですが保険業界はそんな常識はありません。大きければ大きいほど保険料高いです。

 

②国内大手保険会社の子会社が販売する保険の料金は外資並みかそれ以上に安い

 

子会社では、専属のセールスレディーや営業マンを持たずネットや代理店での販売のみになるので保険料を安く抑えられています。本当に保険料安いです。いるかいらないかは別として。

 

一番納得いかないこと

 

はなさく生命、ネオファースト生命、メディケア生命の商品の保険料は本当に安いのですが、全然納得いかないことは、それらの商品を親会社のセールスレディや営業マンが売れないことです。正直自分が親会社で販売する会社の社員だったら「なんでやねん!」って全力で突っ込みたい気分です。だって、親会社で販売している保険料の半額の商品を子会社が扱っているんですよ。で、それを街中の保険ショップの営業マンは販売できて、親会社の営業は販売できないってなんなんだよって。もどかしい思いをしている販売者の方は多いのでは?

 

まとめ

 

日本生命、第一生命、住友生命明治安田生命の方には申し訳ないですが、これらの会社の保険料は恐ろしく高いです。賢明な方は近づかない様に。ただ、それらの子会社たちの商品は案外コスパいいです。親会社の営業に携わる人は裏で泣いてますが。ただ、何にせよ保険は必要だから入るのであって、不要と判断できる場合にはいくら安かろうがかけるだけ無駄です。あくまで保険は、家計に支障がでるほどの経済的なダメージがでるほどのリスクに対する補填です。かけすぎはやめましょうね。